心筋梗塞シンチグラフィー暗記クエスト

北島先生からの挑戦です
99mTc-PYP・心筋壊死・陽性像・2核種同時収集を反復トレーニング
選択肢が出る前に、まず頭の中で答えを作りましょう。
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事前学習

北島先生からの挑戦です
最初に覚える4点
① 薬剤は 99mTc-PYP(ピロリン酸)
② 見ているのは 心筋壊死。血流や脂肪酸代謝ではありません。
③ 壊死心筋が 陽性像 として描出されます。
④ 撮像はおおむね 投与3〜4時間後、SPECTで評価します。

1. 目的と薬剤

心筋梗塞シンチグラフィーは、急性〜亜急性期の心筋壊死を画像化する検査です。代表薬剤は 99mTc-PYP で、PYPはピロリン酸を意味します。成人ではおおよそ 740 MBq を静脈注射します。

2. 集積原理

壊死心筋では細胞膜障害によりCa2+流入・Ca沈着が亢進し、ミトコンドリア内などにハイドロキシアパタイトが形成されます。そこへピロリン酸が結合するため、壊死心筋が陽性像として描出されます。

3. 撮像時期と陽性化時期

撮像は投与後 3〜4時間後 が基本です。PYP集積は発症後約12時間以降に認められやすく、1〜3日ごろに強くなり、1〜2週以降では低下しやすくなります。

4. 読影のポイント

正常心筋には明らかなPYP集積を認めにくく、骨集積が目立ちます。完全な血流途絶を伴う梗塞中心部では薬剤が届きにくく、中心部が欠損し周辺にリング状集積を示すことがあります。

5. 201TlClとの2核種同時撮像

201TlClは心筋血流、99mTc-PYPは心筋壊死を示します。2つを比較すると、血流低下部位と壊死部位の対応が理解しやすくなります。同時収集では、散乱線などが他方のエネルギーウインドウに混入する クロストーク に注意します。

6. 他疾患への集積

PYPは心筋梗塞だけに完全特異的ではありません。心アミロイドーシス、心筋炎、心膜炎、心サルコイドーシスなど、心筋細胞障害や沈着性疾患でも集積することがあります。

7. 指標・薬剤の区別

  • PYP:心筋壊死
  • MIBI / TF / 201TlCl:心筋血流
  • BMIPP:心筋脂肪酸代謝
  • MIBG:心臓交感神経機能
  • MAA:肺血流
  • RBC / HSA:心プール・心機能

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